関数のグラフの形をあらわす増減表

やさしい微分積分
〔前のページ〕 〔次のページ〕
《関数のグラフの形と微分係数》
 区間で連続な関数f(x) のグラフy=f(x) の形を考える。
関数の微分係数によりグラフの傾きが求められる。グラフの各箇所の傾きが分かれば、各箇所の傾きからグラフの形が分かる。
 グラフの傾きy’=f’(x) からグラフの概形を求める方法として、以下の図に示す増減表でグラフをあらわす。

増減表は、上図の表のように、関数の独立変数xの値と、従属変数yの値と、関数の微分y’の値とを表にしてグラフの概形をあらわす。

《有限の区間で定義された関数f(x) の増減表》
 関数y=f(x) が有限の区間で定義されている場合の関数の増減表は、関数yが区間の端では微分できないことに注意して以下の図のように書く。以下の図は、関数y=f(x) の定義域が閉区間 [-2,2] の場合の増減表をあらわす。

上図の増減表で、区間の端の関数の微分y’=f’(x) の欄は、上図のように区間の端の近傍でのy’の値をカッコ()付きで書くか、その欄を空欄にするか、あるいはその欄に斜線を引いてあらわす。

《関数の極大・極小》
 上図の関数f(x) のグラフの点(-1,2)では、関数の値が増加から減少に移る。そのように関数f(x) がx=aを堺目として増加から減少に移るとき、
 f(x) はx=aで極大である、
と言い、f(a) を極大値と呼ぶ。
上図のグラフの点(1,-2)では、関数の値が減少から増加に移る。そのように関数f(x) がx=bを堺目として減少から増加に移るとき、
 f(x) はx=bで極小である、
と言い、f(b) を極小値と呼ぶ。
極大値と極小値をまとめて極値と呼ぶ。

 上図の関数のグラフでは、y’=f’(x)=0となるxの点で関数が極値を持った。しかし、以下の関数f(x) の例に示すように、f’(a)=0となるx=aなるxの点で関数が極値を持つとは限らない。

関数f(x) に関して次のことが言える。
関数f(x) がx=aで極値を取るならばf’(a)=0である。
f’(a) =0であっても、x=aで極値を取るとは限らない。

リンク: 

やさしい微分積分
高校数学の目次






コメント

このブログの人気の投稿

曲線の接線(基本公式)

円と放物線の接線

放物線の2つの接線の交点のx座標は2接点の中間