投稿

円と放物線の接点を求める問題(2)

イメージ
やさしい微分積分 〔前のページ〕 〔次のページ〕 【チャレンジ問題2】難問です。時間をかけて解きましょう。  以下の2つの式であらわされる円のグラフと放物線のグラフが接するkの条件を求めよ。 この問題の解答はここをクリックした先にあります。 リンク: やさしい微分積分 高校数学の目次

関数のグラフの形をあらわす増減表

イメージ
やさしい微分積分 〔前のページ〕 〔次のページ〕 《関数のグラフの形と微分係数》  区間で連続な関数f(x) のグラフy=f(x) の形を考える。 関数の微分係数によりグラフの傾きが求められる。グラフの各箇所の傾きが分かれば、各箇所の傾きからグラフの形が分かる。  グラフの傾きy’=f’(x) からグラフの概形を求める方法として、以下の図に示す 増減表 でグラフをあらわす。 増減表は、上図の表のように、関数の独立変数xの値と、従属変数yの値と、関数の微分y’の値とを表にしてグラフの概形をあらわす。 《有限の区間で定義された関数f(x) の増減表》  関数y=f(x) が有限の区間で定義されている場合の関数の増減表は、関数yが区間の端では微分できないことに注意して以下の図のように書く。以下の図は、関数y=f(x) の定義域が閉区間 [-2,2] の場合の増減表をあらわす。 上図の増減表で、区間の端の関数の微分y’=f’(x) の欄は、上図のように区間の端の近傍でのy’の値をカッコ()付きで書くか、その欄を空欄にするか、あるいはその欄に斜線を引いてあらわす。 《関数の極大・極小》  上図の関数f(x) のグラフの点(-1,2)では、関数の値が増加から減少に移る。そのように関数f(x) がx=aを堺目として増加から減少に移るとき、  f(x) はx=aで 極大 である、 と言い、f(a) を 極大値 と呼ぶ。 上図のグラフの点(1,-2)では、関数の値が減少から増加に移る。そのように関数f(x) がx=bを堺目として減少から増加に移るとき、  f(x) はx=bで 極小 である、 と言い、f(b) を 極小値 と呼ぶ。 極大値と極小値をまとめて 極値 と呼ぶ。  上図の関数のグラフでは、y’=f’(x)=0となるxの点で関数が極値を持った。しかし、以下の関数f(x) の例に示すように、f’(a)=0となるx=aなるxの点で関数が極値を持つとは限らない。 関数f(x) に関して次のことが言える。 関数...

放物線の2つの接線の交点のx座標は2接点の中間

イメージ
やさしい微分積分 〔前のページ〕 〔次のページ〕  なめらかな曲線の接線は、微分によって初めて正しく定義できる。 【問1】  以下の図のように、点Pから放物線に引いた2つの接線の放物線との接点を点Aと点Bとする。 (1)点Aと点Bの中点のx座標が点Pのx座標と一致することを示せ。 (2)式(1)の関係が成り立つこととを示せ。 リンク: やさしい微分積分 高校数学の目次

円と放物線の接線

イメージ
やさしい微分積分 〔前のページ〕 〔次のページ〕  なめらかな曲線の接線は、微分によって初めて正しく定義できる。 【問1】hの値を変えたとき、 放物線 y=x 2 /4+h (式1) と、円 x 2 +(y-1) 2 =1 (式2) とが接する場合に、その接点(x,y)の値を求めよ。 (解答の方針) なめらかな曲線の接線は、微分によって初めて正しく定義できるので、微分により接線の式を計算して方程式を書く。 (解答) (1) 接点(x,y)において、  式1から、 放物線 y=(x 2 /4)+h  (式1’) 式2から、 円 x 2 +(y-1) 2 =1 (式2’)  (2) 式1の放物線の接点(x,y)における接線の傾きy’は、式1の関数をxで微分して計算し、 y’=2x/4=x/2 (式3) (3) 式2の円の接点(x,y)における接線の傾きは、 法線の傾き(y-1)/xの逆数に(-1)を掛け算したものであって、 y’=-x/(y-1) (式4) (4) 式3と式4の接線の傾きy’の値が等しいので、 この式5を解くと、 x=0 (式6) or y-1=-2 (式7)   式2から -1≦y-1≦1 であるので、式7は不適。 よって、式6のみが解である。   (5) 式6を式2に代入する。 (y-1) 2 =1 (y-1)=±1 y=2 or y=0   接点は、 (x,y)=(0,0) (式8) or (x,y)=(0,2) (式9)   式8の場合に、式8を式1に代入する。 h=0 式9の場合に、式9を式1に代入する。 h=2 よって 接点=(0,0)でh=0 or 接点=(0,2)でh=2 (解答おわり) リンク: やさしい微分積分 高校数学の目次

曲線の接線(基本公式)

イメージ
やさしい微分積分 〔前のページ〕 〔次のページ〕 《曲線の接線》 f(x)を微分可能な関数として、曲線y=f(x)のx=aにおける接線の方程式は、 y=f’(a)(x-a)+f(a) である。 この式で、f’(a)とは、関数f(x)を微分した結果の関数f’(x)のx=aにおける値である。 この公式が成り立つ理由は、関数f(x)を微分した結果の関数f’(x)は曲線の傾きをあらわすからです。 また、接線は、曲線を局所的に近似した直線として定義されます。そのため、接線は、曲線の接点における傾きと同じ傾きを持ちます。 【問1】y=x 2 の曲線の(x=1)となる点の接線を求めよ。 【解答】 f(x)=x 2 微分の公式により f’(x)=2・x f(1)=1 2 =1 f’(1)=2・1=2 接線の方程式は、 y=2(x-1)+1 (解答おわり) リンク:  やさしい微分積分 高校数学の目次

合成関数の微分の公式を証明する

イメージ
やさしい微分積分 〔前のページ〕 〔次のページ〕 【問題1】  以下の式であらわす合成関数の微分の公式を証明せよ。 【解答】 (証明開始) 合成関数f(g(x))をh(x)とあらわす。 関数f(g) のgによる微分が存在する(確定した有限値になる)ものとする。 そして、関数g(x) のxによる微分が存在する(確定した有限値になる)ものとする。 その場合に、以下の式が成り立つ。 (証明おわり) リンク:  やさしい微分積分 合成関数の微分の公式の分かり易い証明 高校数学の目次

微分の基本公式を導出する

イメージ
やさしい微分積分 〔前のページ〕 〔次のページ〕 【問1】 以下の公式を導け。 (基本公式) (f・g)’=f’・g+f・g’ 【解答】 (証明開始) (証明おわり) 《基本公式の適用例》 (f・g)’=f’・g+f・g’     この基本公式から、以下のことが言えます。 dx/dx=1が成り立つが、 (x 2 )’=(x・x)’=x’・x+x・x’=2x (x 3 )’=(x・x・x)’=x’・(x・x)+x・x’・x+(x・x)・x’=3x 2 同様にして (x 4 )’=4x 3 (x 5 )’=5x 4  が成り立つ。 以上の式で、微分の公式がいくつか求まった。 (解答おわり) リンク:  やさしい微分積分 微分の基本公式 高校数学の目次